ピルを飲むことは恥ずかしいことなのか-リプロダクティブヘルス&ライツ-

ピルを飲むことは恥ずかしいことなのか-リプロダクティブヘルス&ライツ-

ピルを飲むことは恥ずかしいことだと感じる女性が多い

ピルを飲んでいること、またピルを飲むことは恥ずかしいことだ、と感じる女性は多いようです。わたし、助産師で病院勤務もしていました。生理痛がつらくてピルを進められると「ピルはイヤなんです…」と拒否する人が多くて。

産婦人科外来以外でも、一般検診業務などで問診をすることもあったのですが「普段からお飲みのお薬はありますか?」とお尋ねすると「…ピル…」と小さな声で答えられる方もたくさんいらっしゃいました。

今の本業は産前産後の整体でもあるのですが、避妊のためにピルを飲んでいるということを恥ずかしく、どこか引け目に感じている方が多いな~、って感じるのです。

もちろん、体への影響を考えてイヤだ、と拒否する人も多いのですが、どうもそれだけではないみたい。

リプロダクティブヘルス&ライツとは

リプロダクティブヘルス&ライツ、という言葉はご存知でしょうか。平たく言ってしまえば、私たちは誰しもが子どもを持つ、持たないかを自由に決める権利がある、ということ。誰しもが、ですので男性であっても、女性であっても、ということです。

リプロダクティブ・ヘルスは、人々が安全で満ち足りた性生活を営むことができ、生殖能力を持ち、子どもを持つか持たないか、いつ持つか、何人持つかを決める自由をもつことを意味します。

リプロダクティブ・ライツとは、国内法・国際法および国連での合意に基づいた人権の一つで、すべてのカップルと個人が、自分たちの子どもの数、出産間隔、出産する時期を自由にかつ責任をもって決定でき、そのための情報と手段を得ることができるという基本的権利、ならびに最高水準の性に関する健康およびリプロダクティブヘルスを享受する権利です。

日本ではいまいち、ピンっとこないかもしれません。しかし宗教的に避妊が禁止されている国もありますし、個人の意思とは関係なく、幼いうちに結婚させられ妊娠させられる国だってあります。

日本でいえば、子供は持たないと決めている夫婦・あるいは、いまは子供を作らない、子供は〇人までと決めている夫婦に対し「子供はまだ?」「子供がいない夫婦っておかしいわよ」「やっぱり子供は〇人はいなくちゃ~」という発言は、リプロダクティブヘルス&ライツが侵されている、ということになります。

こういった事例は、日本ではまだまだ多いですよね~…。

ピルを飲んで、自らの妊娠をコントロールするということは、とても素晴らしいことだと思いますし、まさにリプロダクティブヘルス&ライツの概念ではないでしょうか。

女性が主体的に産む・産まないを決めることは素晴らしいこと

女性が主体的に、産む・産まないを決めることは素晴らしいことだと思います。特に日本ではセックスや避妊は男性主体という現状があります。避妊なしのセックスでは妊娠する可能性が高くなることを知ってはいても、わかってはいても、男性に「避妊してほしい」と言い出せない女性は多いです。

妊娠する、しないを自分で決めて、行動できること。それは素晴らしく自立した女性です。女性の社会進出が著しいのですが、男性と肩を並べて働きたいと思うのならば、セックスの場においても自分の身を守ることは大切です。実際に妊娠するのは女性です。子どもをもって働くことの大変さだけではなくて、妊娠すれば母体の生理機能も著しく変化します。

望まない妊娠をして、心身ともに傷つくのは女性です。そこを見て見ぬフリをしてやり過ごしていくよりも、ピルを飲んでリスクを回避していくほうが、リスクヘッジができる女性として仕事もでき、自己をコントロールできる、本当に自立した女性であると思うのです。

男性と肩を並べたいと思うのに、セックスや避妊は男性任せ。それでは自立した女性とは言えません。男性と平等であると声高らかに唱えているのに、セックスや避妊については見て見ぬふり。それでは、男女平等の世の中は遠いものです。

セックスは恥ずかしいこと?

ピルを飲んで、妊娠をコントロールすることは素晴らしいことです。しかしそれを堂々と言えないのはなぜなのでしょうか。ピルを飲んでまでセックスしたいと思われるのがイヤだから?避妊を言い出せない、リスクあるセックスをしているほうが恥ずかしいです。

セックスをしているんだ、と思われるのが恥ずかしい?セックスは、別に声高らかに言う必要もないけれど、人間にとって大切な営みです。人間だれしもが、セックスを介して生まれているのですから。(たとえ、高度不妊治療を介して出生していたとしても、その夫婦には必ずセックスがありますから。)

不特定多数としている、と思われそう?経験人数多いと思われそう?不特定多数とセックスしているのに、自分で妊娠をコントロールしないほうが問題です。ただし、ピルでは性感染症を防げませんから、そこはご注意を♪

避妊のためにピルを飲むことは恥ずかしいと感じる女性は多いです。それは「自分はセックスをしている」とPRしているようなものだから、という意識があるのかもしれません。

しかし、セックスって恥ずかしいことでしょうか。大っぴらにすべきことでもありませんが、その行為はけして、恥ずべきものではありません。むしろ、セックスって恥ずかしいと思っている女性のほうが残念ですし、自ら主体的に妊娠をコントロールしている女性を恥ずかしいと思う女性のほうが、もっと恥ずかしくて残念な女性だと、わたしは思います。

セックスを主体的に考えることができる女性は素敵!

性欲は、人間の3大欲求の1つとされています。セックスなくして、人間は生きていくことができないのです。だからこそ、女性もどんなセックスがしたいのか、どんなセックスが好きなのか、どうしたら幸せなセックスができるのか。そこを考えていきたい、というのが、このサイトの狙いでもあります。

こちらの記事にも書いてありますが♪

このサイトで伝えたいこと

結論!自分で妊娠をコントロールするために、ピルを飲むことは、けして恥ずかしい行為ではありません。自己管理のできる自立した、そしてセックスを主体的に楽しもうとする素敵な女性だと、わたしは思いますよ♡

そして、

そして、そんな価値観の人が増えて、女性が「好きな食べ物」のことを話をするように、気軽にさくっとセックスについて考え、語れる世の中になるといいな~って思います星


そんな価値観の世の中になるといいな~って思います!

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